労働基準監督署

労働基準監督官の現実<ダンダリンを視聴して>

日本テレビ系連続ドラマ「ダンダリン 労働基準監督官」の第1回オンエアを見ました。一般的に馴染みのない労働基準監督官という職業についてそれなりに具体的に表現できていたように思います。以下、ドラマでやっていた内容について、実際はどうなのか、個人…

ブラック企業は社名公表よりも労基法違反取締強化によって減少するという意見は見当違い

自民党が最近メディアで話題になっている「ブラック企業」について、社名公表などの措置を政府に提言する方針を固めたという報道があり、ネット上ではこの件について様々な意見がみられます。その中でよく目にするのが、「なぜ企業名公表なのか。企業に労働…

労働基準監督官による刑事立件のハードルの高さ

九州鹿児島管轄の労働基準監督署が、原発の作業員7人が死傷した事故について労働安全衛生法違反容疑での立件を断念したというニュースです。http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120822/cpb1208221533004-n1.htm 労働局によると、現場監督が死亡し十分…

滅多に来ないが来たらただでは済まない労働基準監督署の調査 その2

前回に引き続き労働基準監督署の調査について書きます。 労基署はどのような場合に立ち入り調査(正しくは「臨検」といいます。)に来るのか。労基署が対象となる企業を任意に選んで調査する「定期監督」と、労働者の通報を受けて調査する「申告監督」があり…

滅多に来ないが来たらただでは済まない労働基準監督署の調査

一般的に経営者は税金の計算には熱心ですが、労務管理にはあまり関心がありません。従って税務署対策を普段から意識している会社は多いと思われますが、労働基準監督書の調査を意識している会社は逆に稀だと思います。例えば直近10年で税務調査が入っていな…