賃金・退職金

インフルエンザと休業手当(休業補償)の支払義務

ここ最近またインフルエンザが流行しています。 インフルエンザに感染して会社を休んだ場合、休業手当の支払い義務の有無が問題になるところです。インフルエンザで会社を休んだ場合、一般的には年次有給休暇を充てるケースが多く、この場合には休業手当の問…

「業績が悪いので退職金払えません」はアリなのか

退職金制度を作ったり見直しを加えたりする際にこう相談されることがあります。「会社の業績が悪い時は不支給とするルールにできないか」つまり賞与と同じようにしたいということです。 通常、就業規則の賞与の条文には以下のような記載があるはずです。「会…

「有能な幹部には年俸制」という勘違い

佐賀県の武雄市が有能な職員を幹部に抜擢し、「年俸制」を導入することによって幹部の育成と活性化を図るというニュースがあります。「佐賀・武雄市が年俸制導入へ 幹部候補を育成」 http://www.nikkei.com/article/DGXNASJC06001_W3A100C1ACY000/ このよう…

最低賃金の廃止が受け入れられない理由

先日、日本維新の会が選挙公約として掲げネットを中心に物議を醸した「最低賃金の廃止」ですが、あまりの批判にさらされてか早くも最低賃金廃止が撤回され、「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」という訳の分からない文言へ修正された模様です…

定額残業代ははたしてメリットがあるのか

最近は都心部を中心に従業員からの残業代の請求がかなり増加しているものと予想されます。残業時間を削減するには、変形労働時間制、みなし労働時間制などの特殊な労働時間制度を導入することがまずは有効と考えられますが、導入してもなかなか大幅な削減に…

休業手当は60%と100%どちらを支払うべきなのか

会社の事情で社員を自宅待機などにして休ませる場合に、休業手当の支払いが必要になることはご存知の方が多いと思います。この休業手当をいくら支払うべきかについては、「60%でしょ?」と思い浮かぶ方もいらっしゃるかと思いますが、実は紛らわしいことに2…

給与引き下げの実務

ご存じのとおり給料というものは年齢とともに上がっていくのが普通というか当然でした。年功賃金というやつです。給料が下がるなんて考えもしない時代です。ところが経済の成長がストップしたら、当然給料を上げ続ける訳になんかいきません。不況とリストラ…

退職金制度を考える

退職金制度改定ラッシュは落ち着いてきたようです。来年3月末で適格退職年金の税制上の優遇措置がなくなるため、多くの企業はここ数年の間に他制度への移行を終わらせたものと思われます。また、多くの企業において退職金そのものへの考え方は大きく変わり…